【豆知識】生命保険「がん」治療編⑯

【豆知識】生命保険「がん」治療編⑯
 

(1)MSI-Highの場合

一次治療では、免疫チェックポイント阻害薬を用いることが勧められています。
二次治療では、一次治療で使用しなかった細胞障害性抗がん薬と分子標的薬を併用する複数のレジメンの中から検討します。一次治療で免疫チェックポイント阻害薬を使用しなかった場合には、二次治療で免疫チェックポイント阻害薬を用いることがあります。
三次治療以降では、二次治療までに使用しなかった細胞障害性抗がん薬もしくは分子標的薬のいずれか、または細胞障害性抗がん薬と分子標的薬を併用する複数のレジメンの中から検討します。なお、二次治療までに免疫チェックポイント阻害薬を使用しなかった場合には、三次治療以降で免疫チェックポイント阻害薬を用いることがあります。
 

(2)MSI-Highでない場合

一次治療では、RAS遺伝子検査、BRAFV600E遺伝子検査の結果に関わらず、細胞障害性抗がん薬と分子標的薬を併用する複数のレジメンの中から検討します。なお、RAS遺伝子検査、BRAFV600E遺伝子検査で遺伝子変異がなく、かつ、がんが下行結腸、S状結腸、直腸にある場合には、分子標的薬のみのレジメンを用いることがあります。
二次治療では、一次治療で使用しなかった細胞障害性抗がん薬と分子標的薬を併用する複数のレジメンの中から検討します。また、RAS遺伝子検査、BRAFV600E遺伝子検査のいずれかで遺伝子変異が認められ、一次治療で分子標的薬のみの治療を行わなかった場合には、二次治療で分子標的薬のみを用いることがあります。
三次治療以降では、二次治療までに使用しなかった細胞障害性抗がん薬もしくは分子標的薬のいずれか、または細胞障害性抗がん薬と分子標的薬を併用する複数のレジメンの中から検討します。また、RAS遺伝子検査、BRAFV600E遺伝子検査のいずれかで遺伝子変異が認められ、二次治療までに分子標的薬のみの治療を行わなかった場合には、三次治療以降で分子標的薬のみのレジメンを用いることがあります。
このページの情報は、2022年10月現在のものです。薬物療法に関する最新情報は、大腸癌研究会ホームページで「最新情報」として公開されますので、以下の情報もご確認ください。
大腸癌研究会 大腸癌治療ガイドライン ガイドライン関連の最新情報 
 
詳細については、「国立がん研究センターがん情報サービス」「大腸がん(結腸がん・直腸がん)治療」のホームページにてご確認ください。表や図解が御座います。
 
大腸がん(結腸がん・直腸がん) 治療:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)
 
「国立がん研究センターがん情報サービス」のホームページより出典
 
ご不明な点などございましたら、損害サービス部直通:0120-996-520までお問い合わせください。